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* Scent.3 *
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「立花。やっと、やっとだね」
「叔父……さん?」
何が。どうして。どこから聞けばいいのか分からない。
立花に対して優しくしてくれて唯人と同様に愛してくれた瑛智が、目の色を変えて小さな身体の上に跨がっている。
「ひっ……うぅ……。やめ。やめて……」
首筋にぴちゃぴちゃと気持ち悪い濡れたものが這っている。
その間にも服は取り除かれていって、立花は何も身につけていない状態になった。
「あ、あ……。だめ……や、やめて。こんなの、しちゃだめ……!」
「妻のことを気にしてるのかい? 今日も違う男の元に出掛けているよ。子供はもう望めないから、どうだっていいが」
瑛智が今からの行為をまるで正当化させるように、淡々と言う。
立花が気にしているのはそっちじゃない。
──唯人が、隣に唯人がいるのに。こんなこと、絶対にだめなのに……!
優しくしたのも親切にしたのも、オメガである立花を引き取りたいと言ったのも、全部この日のためだったのだ。
ひっくり返された真実に、立花は声をひきつらせながら泣いた。
尻の間に指を入れられて、先ほど濡れた場所を執拗になぞっている。
触られると、むずむずした感覚に取り巻かれ、また粘性のある体液が大量に溢れた。
自分の身体で起こっていることが何なのか分からなくて、立花はさらに泣いた。
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