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* Scent.3 *
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「発情期は初めてだろう。優しく抱いてあげようか」
「あ、あっ……んん」
──これが発情期。
思春期のオメガに必ず現れる現象だ。
繁殖に特化した性のオメガは、他の性を虜にするフェロモン及び体液を分泌して、行為を促すのだ。
自身の身体の変化に混乱する立花に、瑛智は容赦なく鋭い快感を植えつけていく。
胸の突起を吸われて、立花は背をしならせながら喘いだ。
「……は、ああ、あぁ……! や……いや」
「初めてなのにたくさん感じているね。ここもよく濡れていてオメガは便利だ」
「や、いれないで! 指、ぬいて……っ」
「こんな細いもので根を上げてどうする。もっと、太いものを受け入れるのだからね」
ずちゅ、ぐちゅり、と掻き回す音が下のほうで響いて、立花は抵抗する。
分からない。具体的に何をされているのかは暗闇で分からないけれど、苦しいのとこれ以上求めてはいけない感情とない交ぜになったものが、頭の中を叩いている。
立花が嫌だと言っても、瑛智は手を緩めない。
「ほら、気持ちいいね。立花。オメガはここで男を悦ばせるんだよ」
「ああぁっ! あ、あっ、ん! 変、なの……あっ、むずむずする……っ」
「気持ちよくなっているんだよ。セックスはそういうものだからね」
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