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* Scent.3 *
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自分で擦るのと比べものにならないくらいの快楽に、頭が真っ白になって視界が点滅する光で覆われる。
放ったものが、性交のために溢れるオメガの体液で外に一緒に流れ出る様を見て、瑛智は苦笑する。
「オメガの中でも特に濡れやすい。さすが、男に抱かれるための身体だ。しかし、孕むために溢してはいけないだろう?」
瑛智の言葉の意味を解釈しきれず、立花は「ごめんなさい」とすがりついて謝罪をする。
奥をがつがつと抉られ揺さぶられて、また意識が宙に浮くような感覚に苛まれる。
謝っても、どんなに泣き叫んでも、快楽の渦中に堕とされても、やめてくれないのだと察した。
息を吸うとき以外、「あぁ……あー」とひっきりなしに切ない声が、勝手に漏れる。
「本当に子供が出来ても困るがな」
瑛智は自身の発言にふっと笑い、腰を進める。
──これは……気持ちいい? 苦しいのにやめて欲しいのに……。
「もっと……」
触れていて、溶けてしまいそうなくらい熱くなっているところを、突いて擦り上げて熱いものを注いで欲しい。
言葉にはしない、淫らな願いを聞き入れて、瑛智は細く伸びた足を抱えあげる。
「誰と話してるの? 立花……」
「あ、うう……やっ、こないでぇ……」
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