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* Scent.4 *
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腰の抜けた立花の下肢を持ち上げて、力強く欲望を打ちつける。
後孔は絶え間なく立花の意思とは反してきゅうきゅうとうねり、貫いているものを離さないまいとしている。
もう何十分経つのかも分からない。潮を噴いてからも、立花はずっと浅い絶頂を繰り返していた。
甘い喘ぎの中で、もう何度もこれ以上は無理だと涼風に訴えたが、もちろんやめてくれるはずもなかった。
それなのに、続けて抱いてくれるのが酷く嬉しいと感じる。
──オメガだから……たくさん、アルファ達に抱かれたから……淫乱だって思われているのかもしれない。
「……好きだ。ずっと、一緒にいたい。立花君が欲しい。俺の番に……」
その言葉を素直に喜べなくて、涼風から顔を逸らしてしまう。
彼の好意が他のどんなものよりも、立花の心を揺さぶった。
自分の全てを見せられなくて、でも涼風の気持ちを独占したい。
他人に向けられたら、きっと寂しくて辛くて死んでしまう。
「いや……すき、好きっ、なの……。涼風さんが、好き……」
──……でも。
抱えている感情は、全て出し切れなかった。
好きだと告白したら、涼風に優しく甘く唇を奪われていた。
深く吸われると立花の背中もしなって、後孔を埋め尽くしているものが腹側に当たる。
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