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* Scent.4 *
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「ひっ、ああぁ! あっ……あぁ、あっ、ん……!」
前立腺に涼風の太い先が当たり、その衝撃からくるとてつもない快楽の波に、立花は目を剥いて声を上げた。
鈴口からはぷく、と玉のような液体が浮かぶだけで、射精には至らない。
背中がシーツから離れたせいで、涼風の眼前へ胸を差し出すような格好になる。
「やっ……いっしょ、にしたら……だめ……っ! う……あっ、あぁ、あ! いってるっ、イってる、のにぃ……!」
興奮で先ほどよりも赤く色づいている突起を、口に含まれる。
もう何をされても気持ちいいとしか感じられない。
さらに空いた手で中心を指で擦られて、その動きに合わせるようにまた透明な液体を撒き散らした。
反らした喉元にも、涼風は柔く噛みついて痕を残していく。
まるで獲物の息の根を止めるみたいな行動にも、背筋から愉悦が駆け抜けた。
ひゅ……と、笛のようなか細い悲鳴が漏れる。
立花が半ば気を失っても、狂おしいくらいの快感を叩きつけられて、また揺さぶられる。
涼風はヒート状態にあるから、本能を抑えきれていない。でも、それでよかった。
──僕で、こうなっているのが、嬉しい……。
身体中が、彼を求めている。心も身体も、涼風を否定しなかった。
きっと、いつか自分の全てを言おう。
涼風の気持ちを知ったら、身を引くなんて考えは立花の中から消えてしまった。
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