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* Scent.5 *
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瑛智から了承の返事をもらうと、仁居は車内の椅子に深く腰かけて立花の腰を抱き寄せた。
「これでいいのだろう。今日1日は好きにしていいと仰っていたよ。どこか行きたいところはあるかな?」
ある訳がない。嫌がる立花を半ば拉致のような形で連れ回しているのだから。
車が知らない土地を走るにつれて、立花は帰りのほうを心配していた。
腕の中で弱々しく首を振る立花を、仁居は抱き竦める。
「そうかそうか。君の希望がないのなら、仕方ないね」
「……あっ」
内股を撫でている手が、立花の中心に絡みついて服の上からゆるゆると扱き始める。
痴態を晒すのが嫌で、仁居の腕にしがみついた。
「いや……嫌だ。こんなところで……」
「君の恥ずかしいところは私が1番よく知っているだろう。前の彼なら別に心配しなくていい」
──涼風さん以外は、嫌だ。
逃げ場のない車内では、どれだけ抵抗しても無意味だった。
立花を自らの膝の上へ向かい合わせるようにして座らせて、足の間に手を滑らせる。
「あ、あっ、あ……」
涼風以外を拒絶する心とは裏腹に、アルファに触れられることに身体は歓喜している。
濡れた感触が下着に拡がって気持ち悪い。
仁居は後ろを使うことなく、前だけを擦って立花を絶頂へ導いた。
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