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擬似愛
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蒼 Side
「っ、あっ、そこもっと、きもちぃ…っ」
部屋に響き渡るのは甘い男の喘ぎ声。
誰の声かって俺の声なんだけど。
「きもちい?ほらもっと声出して…っ、あ」
グチュグチュとした水音とパンパンとぶつかる肌の音。
俺はこの瞬間が1番好きだ。
別に男色家って訳でもなければ男が好きって訳じゃない。
できる事なら女の子のおっぱいに包まれたいしあわよくば一発ヤリたい。
「あっ、だめ、いく、いっちゃう…!っぁあ!」
「あーやばい、ナカ出すよ、いっぱい蒼ちゃんのナカに…っ」
じゃあ何でこんな事してんのって言われたら、親の嫌がる顔が見たいから。
わざと自分の部屋でやってるし、わざと大きな声も出してる。
きっと今頃は一階で母がしかめっ面をしているに違いない。ざまあみやがれババア。
「ぁ…」
どろりと精液が俺の太腿を伝う。
シーツにポタポタと垂れる自分の精液と、相手の精液が混じって一つの水溜りみたいになった。
セックスをしている瞬間だけは何もかも忘れられる。
それに気づいたのは高校生2年生の春先だった。
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