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とは言っても、この人は俺の中で一番楽なお客さん。
何故なら、あまり話さないから。
そして頻繁に来て髪を触らせてくれる。
それにプラスして
匂いフェチである俺は
この人をシャンプーする際
最初に濡らしたときに香る匂いがたまらなく好き。
普通は汗の臭いとかだからある程度は臭いはずなのに
何故か好き。
体臭なのかな?それとも普段使ってるシャンプー?
女の子とかも割といい匂いがするけど
それは多分来る前にシャンプーをしてきているか
汗をかかない状況だったから。
あまり喋らなくて且つこんないい匂いがする人は貴重だぜ…
まぁ喋らなさすぎてどうしたらいいか最初はわからなかったけど
今はいつも通りにやっていれば問題はないから
ほんとに楽。
「すみません。今日はシャンプーだけで。」
「へ?」
席に案内しようとした途端そう言われ
俺の頭は???状態。
「急遽仕事が入ってしまって。」
「あの…本日はキャンセルして別日にご予約取り直しましょうか?」
「いえ、シャンプーだけお願いします。」
「か、かしこまりました…」
わざわざ指名料かけてシャンプーだけって…
それでもやってってくれるのはありがたいけどさ…なんか…。
しかも声そんな低かったっけ…?
怒ってる?
いやー!もうわからん!もういいや!
シャンプー台に案内して
いつも通りシャンプーを始める。
お湯をかけた途端いつものあの匂いが香る。
…たまんねぇ〜…
めっちゃいい匂い…
「痒いところはございませんか?」
「はい。」
黙々とシャンプーを続け
リンスもして流す。
「流し足りないところはございませんか?」
「はい。」
はい…ね。
ほんっっっと楽…
世間話とかそんなものは無し。
他のスタッフは気が合う人だったら世間話とかめっちゃ楽しいって言ってるけど。
俺にはわからん。
乾かして会計して帰って行ったけど
やっぱこんだけでお金もらうのはなんかすげー罪悪感…
まぁ…本人がいいならいいよな。
今日も一日仕事をこなして
いつも通り帰宅する。
23時…か。
風呂入って寝よ…明日は休みだし
寝れるだけ寝て…その後どうすっかー
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