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じーっと見つめられて動けない…
さっきからずっと見られてる…
テーブルに肘ついて、その手で自分の頭を支えながら
冷たーい目で見て何かを考えているのがわかる。
目合わせられないし…
つか、どこ見たらいいかわかんねぇ!
おかげでめっちゃ視線が泳いでる…
「嗅ぐ?」
「…はい?」
「べつに嗅いでもいいけど。嗅ぎたいだろ?直で。」
「な、なにを言ってるんですか…はは…。わけがわかりません…」
……正直言うと…
嗅ぎてぇよ!
直で!
だからなんでそれがわかるんだよって…
流石にこの状況で嗅げるか…
いや、どの状況でも嗅げねぇよ!
つか、嗅がねぇよ!
「嗅がねぇの?」
「いや…嗅ぎませんし…。寧ろ嗅がせたいんですか…」
「まぁそうだなー」
「………は、はは…。」
そうだなーと言った後
龍興さんが立ち上がった。
俺は思わずビクッとなってしまい…
とりあえず帰らなきゃという結論が出た。
「ちょ、っと、俺そろそろ帰りますね!…わ゛っ!?」
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