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嗅ぎたい50%、離れなきゃ50%…
抵抗しようにも力強いし
そもそも力が入らない。
あぁ…やばい…
腰抜けそうなくらいいい匂い…
って、どんな匂いだよおい。
と、まぁ脳内でボケとツッコミを繰り返してる状態。
暖かいし背中も完全にホールドされてるし
めっちゃいい匂いが大量に入ってくるしで
なんか落ち着いて(?)しまう自分がいる…
離れなきゃとは思いつつも…
男に抱きしめられてなに落ち着いてんだキモいな…と思いつつも…
抵抗できない。
「大人しくなったな。」
「や…ほの……」
喋りづらい。
そりゃそうだ。
息がしづらいくらい強く抱きしめられてんだから。
まともに話せるはずがない。
「はな…ひて…ふらはい……」
「なんで?」
「……ふはっ!…なんでって、こ、この状況はおかしいじゃない…ですか…」
なんとか上を向いて喋ることができた…ものの…
近い…とても近い…
龍興さんのお顔が……
いや、全体的に近ーーーい!!
ちょい引き気味になるものの
ホールドされた体は解放されることはなく
限界があった。
「顔、赤いな」
「あ、赤くないし…ちょ、離してくださいって!」
今度は無表情な龍興さんのでかい手が
俺の首から頬に触れた。
冷たい手。
ひやっとする温度にびっくりしてしまう。
その反応を見てまた鼻で笑われた。
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