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気が付いたら見たことのない天井。
ふかふかのベッドに
やけに肌触りのいいシーツ…
え?ここどこ?
バッと起き上がって辺りを見回すも
自分の家にはないものばかり。
俺何してたんだっけ…
あ、龍興の車に乗ってたんだった…
まさか…まさかな…
静かに立ち上がり
恐る恐る二つあるうちの一つの扉を開けて
その先を覗いた。
扉の向こうには
でかい椅子上に頭がひょっこり出ていた。
あれは…龍興?か?
何かを感じ取ったように
くるっとその椅子が回ってこちらの方へ向く。
ギクっと急いで隠れるも遅かった…
「起きたか。随分眠ってたな。もう朝だけど。」
「え!?やべ、仕事!」
「今日は休みでいいってよ。電話かけて爆睡こいてるって言ったら店も暇だし、そのまま休ませてやれって」
「は!?な、何を勝手に!?」
「まぁいいだろ。寝不足なんだろうし、ゆっくり休め。あの店長も心配してたぞ。」
「はぁ…もう……」
なんでこんな寝ちゃうかな…
ここ最近寝れても1〜2時間だったけどさ…
「飯は待ってくれ。もう少しで仕事片付くから。」
「いや…いいよ。帰る…」
「だめだ。ちゃんと飯食え。どうせまともな飯食ってないんだろう?」
「……まぁ…」
「なんか出前とるから選んどけ。その辺にあるだろ。」
棚の上を指さされたから
探してみると
テキトーに置かれた様々な店の出前用の紙が置いてあった。
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