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お、寝てるな。
あれからどれくらい眠ったんだろう?
久々こんなゆっくり寝た気がする。
手の甲をこいつの鼻の近くに持っていってやると
マグネットのようにくっついてくる。
それが面白くて離したり近づけたりを何度もやっていたら
多分寝ているんだろうけど
「ん゛ん!」と怒り出して
手首を掴まれ鼻の近くに固定された。
なんか幸せそうな…
エロいような…そんな顔をしてる。
…可愛い。
もっと素直になればいいのに。
"匂いが好きだから嗅がせてください"って
…そう言えばいいのに。
佑翔の寝顔を見ながらそう思っていた。
反応が面白いのと可愛いのと…
まぁ本気で抵抗してこないんだよなー
あの時は泣かれて焦ったけど。
もうあれからどれくらい経つだろう?
佑翔に出会った日。
二ヶ月一度俺は美容室へ行く
めんどくせーなーとは思いつつ
一応仕事があるし身なりはそこそこ気を使わなければならない…
もっと早く行けとは言われるけど、これが限界だった。
いつもの所が時間が合わなくて
仕方なしに別のところへ行ったんだ。
それがこいつのいる美容室だった。
まだアシスタントで客は髪を洗うのと他の手伝いくらいしか出来なかった頃
初めて行ってその日シャンプーをしてくれたのがこいつだった。
さすがに驚いた。
シャンプーをしてる最中、何気なく目を開いてみたら
あんな顔していたんだから…
普通そんな顔するか?って顔。
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