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あーーーーー…
…悪酔いした……
寝不足なせいか
いつも呑みに行くときの半分の量も飲んでないのに
酔っているというよりか、具合が悪くなる。
「ん?ゆーと?大丈夫?」
「だいじょばない…気持ち悪い…」
「あれー?ゆーと、そんな弱かったっけ?」
「弱くねぇわ…寝不足なのに飲ますからだろ…」
「んーそんだけで酔っちゃうゆーとかわいーね♡」
「黙れ…そして死ね……。うぅ…」
BARのカウンターにヘタっている俺を見て
三上はケラケラと笑う。
ムカつく!
「もー、仕方ないなー。ほれほれ、帰るよー。」
「ん…。あ、金、財布から取って…」
「いやいーよ?ここは俺の奢りー」
「嫌だ…」
「もー、じゃ後でちょーだいよ。とりあえず帰ろ」
そう言うと具合が悪くてげっそりした俺の腕を引いて会計を済ませ
外へと出た。
「うー…寒いねぇ」
「…気持ち悪い……」
「いやぁ大丈夫ー?」
「大丈夫じゃないって…」
「ほれほれ、あっち行くよー」
吐きそうになるのを堪えながら
三上について行った。
とりあえずタクシー…
「ゆーとさぁ、彼女と喧嘩でもしたのー?」
「…は?彼女なんかいねぇし」
「あ、じゃあワンナイト?」
「お前と一緒にすんな。」
「んー?じゃあさ…なんでキスマつけてたの?」
「は!?つけてねぇし!」
「ついてたじゃん。左の首の根元に。」
???
キスマ…?いつ…?
…………………。
…あいつかぁぁぁぁぁぁあ゛!!!
殺す!次会ったら絶対殺す!!
「ねぇー誰につけられたのー?」
「ついてない。知らない」
「ついてたってばー」
「しつこい!…あ゛ー……きもちわる…」
大声を出させるもんだから吐き気に襲われる。
もういっそ早く帰って1回吐きたい…
「ねぇってばー」
「い゛だっ!?な、なにすんだ!」
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