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「なんでそんなイラついてるんだよ?」
アイツのカットを終えスタッフルームで
タバコを吸いながら
どうしてやろうか色々考えていたら
声をかけてきたのは愛しのハニー。
「なーんでもない」
「なんでもなくないだろ。客の前であんな顔して」
そこまで気付けてるなら
もうちょい頑張ってよ。
「んー、嫉妬?」
「嫉妬?なんで?」
「ゆーとと龍興が仲良さそーだから。」
「またお前は…ほんっとわけわかんねぇな。」
「冗談だと思ってんだ?」
呆れた顔しちゃってー
その鈍感さにこっちが呆れるよ…
「ねぇゆーと、俺のことも名前で呼んでよ?」
「は?なんで?」
「いーじゃん。学生んときからの仲なんだからぁ。晶♡って、呼んで?」
「三上でいい。」
「えーケチー。」
「ちょっ、ゴホッゴホッ…」
ケチなゆーとの顔にタバコの煙をふーっとかける。
と、当たり前だけど咳こむゆーと。
「おま、なにすんだよ!」
「えー?」
まぁゆーとはどうせ知らないよねぇ。
この意味が。
「タバコやめれよ」
「やーだ。」
人の顔にタバコの煙をかけるのは…
夜の誘い。
今日抱いてやるよーって意味だよ。
まぁ今の時代でやったらただの常識ない人だけど。
「今日宅飲みしよ?俺ん家でもゆーとん家でもいいからさ。」
「嫌だ。」
「なんでぇ」
「明日も仕事だから。」
「じゃ、休みの前の日ならいいー?」
「嫌だ。」
「なんで!」
「お前面倒臭い。」
「ひどーい。」
……どうせアイツならいいって言うんでしょ?
家に遊びに行ってるらしいし?
なんで?なんで俺はだめ?
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