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…あ……やっぱ俺まだ…
あいつのこと好きだったんだ………
と、この状況になってやっとわかった。
禅が"兄ちゃん"だとわかった瞬間から
心臓がやばい。
というより、全身が脈打ってる気がする。
よく考えれば禅のことを本気で拒否しなかったのも
そもそも匂いだけで思考停止してたのも
忘れていると思っていたけど
どこかで覚えていたからなのかもしれない。
「んッ……ふ、…んん…っ」
チュッ…チュッ…
と可愛いらしいリップ音を鳴らし
匂いと感覚と
今度は兄ちゃんの存在を認知して
また俺は何も考えられなくなって
どんどん頭が真っ白になっていく…
心臓はまだ大きく音を立てて鳴っていて
それが禅に聞こえてしまいそうなくらいだった。
「はぁ…、ふっぁ……」
「顔。エロくなってるぞ。」
「ん………」
ぼーっとする。
最初は逃げようとしてたから
俺は少し反るようにソファーにもたれかかっていて
でもそれをお構い無しにキスをされる。
キスをされてからは何も抵抗が出来なくなった。
暖かい禅の唇が
俺の頬と唇を行ったり来たりしてる。
「んんッ…はッ、ふ…ぁ…」
チュッ…プチュッ…と音を立てながらと禅の舌が俺の口の中にゆっくりと入ってくる。
かぁっと顔は熱くなる
全然思考は追いつかなくて
ただどんどん真っ白になっていった。
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