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コンビニに寄り、何本か酒を買って
家に"後輩くん"もとい"航"を連れて帰った。
「お邪魔します。」
「テキトーにくつろいでてよ。ちょっと着替えてくるから。」
「はい。」
仕事用のオシャレ着から
部屋着に着替える。
着替え終わって、ふと航の方を見ると
何故か正座でカチンコチンに固まって床を見ていた。
「…大丈夫?酔った?」
「え、いや…大丈夫です。」
「あっそー、ならいいけど。はい、酒。」
「ありがとう…ございます。」
「………もっと楽にしたらー?」
「はい…」
うーん。
なんかさっきは大丈夫だったのに、急に気まづい。
あーなんかめんどくさ。
「ねぇ、航くん。」
「はい…」
「慰めてよ?」
「…はい?」
「落ち込んでるんだよねぇ…俺。だからさ、慰めて?」
「えっ…と…」
あ、思ったよりかわいー反応するじゃん。
近寄って顎を上にくいっと上げ、こちらを向かせると
長い前髪の隙間から見えた目がキョロキョロ動いて、動揺しているのがわかった。
さっきまで人のこと散々言ってたのに…ねぇ?
「ね?いいでしょ?」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「んー?なぁに?」
ふいっと背けられた顔が少し赤くなっていた。
……あ、コイツ俺のこと好きだな。
と、確信した。
「俺のこと、好きでしょ?」
「え!?いや…」
へー、かわいーじゃん。
顔真っ赤にしちゃって、目はまんまるになっているのがかろうじてわかる。
その前髪どうにかしたらもっと可愛いんじゃない?
あんまよく見えないけど、目大きそうだし。
「ねぇ、慰めてよ」
「わっ……んんッ!!?」
さりげなーくリモコンで部屋の電気を薄暗くして
航相手にキスをしてみた。
思っていたよりも柔らかくて暖かかった。
ゆーとも柔らかかったけど、それ以上に柔らかい唇の人いるんだ。
意外。
「はぁっ、な、なにするんですか!?」
「慰めてって…言ったじゃん?」
「い、いやっ言われましたけどっ」
「こっち、おいで?」
「あっ、待ってっ」
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