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24 宮内という男4
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今日は変なことばっかり起こる。
蒼は早々に仕事を切り上げて自転車に乗っていた。
すると、関口からの着信があった。
「もしもし」
『蒼?ごめん。今日、東京から友達が来てて。食事付き合うことになっちゃったんだ。悪い!』
「いいよ。ゆっくりしてきなって」
『あの。男だからな』
なんだか笑ってしまう。
この前のことを気にしているのだろう。
「平気だよ」
自転車をアパートの下に止めて階段を上る。
最近、隣の空きアパートに人が越してきた。
今までは空いていたから夜遅くまで騒いでいても平気だったが。
最近は気にしてしまう。
やっぱりこのアパートは狭い気がした。
「引越し時なのかなあ~……」
蒼はベッドに横になる。
「は~。疲れた……」
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