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24 宮内という男6
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代行で自宅まで帰り、アパートを見上げる。
まだ時間は23時を回ったところだったが、部屋は暗い。
蒼は寝てしまっているのだろうか?
そっと鍵を開けて中に入ると、蒼の湿った咳が聞こえた。
「ひどいなあ」
彼の名前を囁いて肩に触れるが、起きる気配は無かった。
「ふう」
ひゅうひゅういっている蒼の呼吸。
また悪いことをしてしまったなと関口は思った。
そっと抱き寄せて彼の温もりを感じる。
「ごめんね。蒼」
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