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99.訣別3
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蒼の気持ち。
圭はよくわかっていなかった。
なにか悩みはあるようだったが、無理に聞き出しても、話すつもりもないのだろう。
蒼は、なにかあれば、聞いてほしい時は、必ず自分に話してくれていたから。
今回も大丈夫。
時が来たら蒼から話があると思っていたのが間違いだったのだろう。
年末近くの、大雪の日のことだった。
ふと気づくと、そこにあるはずのものが消えているではないか。
「あれ?」
違和感。
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