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隠せない気持ち
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勇やレオ達は、ゼルがいつ何か仕掛けてくるか分からない状況の中ではあるが、各々が少し気を緩ませ、仮の平穏を楽しんでいた。
特にレオは夏休み期間中ということもあり、時間に余裕がある。社会人である勇のために、毎日凝った料理を作ってくれる。
「今日もお仕事お疲れ様。今夜のメインはコロッケだよ。」
「レオ、毎日素敵な料理ありがとな。お陰で力が付いて仕事が捗るよ。」
「これくらいどうってことないよ。ぼくたちの生活が成り立つのも、勇が一生懸命働いてくれるからなんだし。」
笑顔でそう話すレオが愛おしくて、勇は今夜も満たされたくなった。
最近、2人のセックスの頻度はほぼ毎日だ。だいいつも寝る前に始まり、満足したらそのまま熟睡して、気持ちの良い朝を迎える。
これが勇の仕事のパフォーマンスに繋がり、一石二鳥なのだ。
「えへへ、勇見て見て。今日は下に学校の水着を着てるんだ。」
レオがすっと部屋着を脱ぐと、普段履いているパンツではなく、学校のプールで使う紺色のピッチリした水泳パンツを履いていた。
「どうかな……? 変態の勇なら興奮してくれるんじゃないかなって思って。」
勇はレオのスクール水着姿を見て、思わずアレが激しく脈打つ。
「レオ……変態は余計だけど、お前マジで天使だな。可愛すぎる……!
」
勇はレオをベッドに優しく押し倒し、まずお互いの舌を絡ませ合った。
「勇の舌、気持ちいい……。」
「もっと気持ちよくしてやるよ。」
勇は唾液をレオの胸に垂らした。そのまま手で
「ひゃんっ! なんか変な感じする……。気持ちいい……。」
「かわいいよレオ。舌も使ってもっとよくしてやるよ。」
「あっ……あっ! 舌だめぇ! ニュルニュルしてて、あっ……。」
勇はレオが乳首で絶頂に達する前に弄ぶのを中断して、レオの下半身に目を向ける。
「おぉ、レオのかわいいヤツが水泳パンツを突き抜けようと必死になってるよ。しかもHな滲みもできてるじゃん。」
「だって気持ちいいんだもん……。仕方ないじゃん。」
勇はゆっくりとレオの水泳パンツを脱がすと、レオのかわいいのがピンと元気に上を向いていた。
そして勇はその下方にある綺麗な蕾を早く愛でたい。早速指で弄ったり、舌で愛撫してみた。
レオは勇に一番感じるところを嘗められ、気持ちよさのあまり昇天しそうになる。
「勇! そ、そこだめっ!……頭おかしくなっちゃうっ!」
快楽に堕ちるレオの顔があまりにも可愛くて、勇のアレもいよいよ限界だ。
「レオ……!もう我慢できない……! 」
勇はレオの2倍ほどある欲望の先っちょを、後ろからレオの健気な蕾に当ててみた。
「あ、これこのまますんなり入るやつだ。レオにも分かる?」
「うん……。ぼくの体が勇のを素直に受け入れようとしているのがはっきり分かる。勇、このままお願い!」
勇は一度スッと差し込み、一度半分ぐらい戻してから激しくピストン運動を始めた。
「あっ! あっ! 勇! そんな激しくすると気持ち良すぎてすぐにイッちゃう! だめ! だめ!」
「気持ちいいならいいじゃん。 レオの中、とっても温かくて最高だよ……。おれもすぐイッちゃいそうだ!」
「うん! 来て! 勇の熱いの……熱いのぼくの中にぶちまけて!」
「ああ! もう出そう! いくよレオ!」
レオの水泳パンツ効果のためか、勇の熱い液はいつもより多めに放出された。
レオはピクピク体を動かし、体の奥に熱いものが入っていくのを堪能する。
「す、すごい! 勇のせーしいつもより多くてドロッてしてるっ! ぼくも、もう……!」
レオも勇に負けじと大量に美しく吹き上げた。
その雫が勇の体に付着するほどの量だ。
「すご……! レオも激しくイッたな。レオ、こっち向いて。」
「うん……。」
交わり終わった2人は見つめ合い、ディープキスをしてお開きとした。
しばらく余韻に浸っているとレオのスマホが鳴り響いた。どうやらナギからの定時連絡のようだ。
「こちらナギ。今のところ以上はないが、お前たち警戒緩めすぎ……。」
ナギに2人のセックスを見られていたことを悟ったレオは、顔を真っ赤にして震えた。
「わっ! わっ! この時間はナギの見回りがあるんだっけ……! しかもあんな変態水着プレイを見られてたってこと?」
「どうしたレオ? 1人でブツブツと。電話ごしからナギの声が聞こえたような気がしたけどなんかあった?」
「う、ううん、何にもないよ! それよりもぼくなんだかお腹減っちゃった! 勇何か一緒に作ろう!」
一方、電話をかけて来たナギはホテルに戻るなり、シャワーを浴びながら色々と考えた。
「まったくあいつら、見境なくヤりまくりやがって。」
「おれなんてまだ一度も……。わ! 何で一瞬頭に葉瑠のやつが浮かんだんだ!? しかもいやらしいやつが……。 くっそ……!」
ナギはまだ己の気持ちに素直になれないでいる。確かに葉瑠と仲良くなれたことは心から喜んでいるが、その先の感情まではぼんやりとしか理解していないようだ。
今回レオと勇の愛し合う姿を見て刺激され、葉瑠のことを多少意識することになったようだ。
シャワーを済ませ、少しクールダウンしても、まだ葉瑠の先に対する思いがぼんやりと浮かんでくる。
モヤモヤしたナギは、いっそのこと葉瑠に電話して、声を聞けばを落ち着くかもしれない思った。
「ちょっとあいつに電話してみるか。あ、あくまで近況報告の呈で。」
電話を鳴らすと、割とすぐに電話が繋がった。しかし、葉瑠は無言だ。ナギはそれが少し気になりつつも、いつもよりちょっとドキドキしながら葉瑠に話しかけた。
「……葉瑠? 今そっちはどうだ? あ……あとさ、いや、やっぱりなんでもない! 」
「声が浮わついてるぞ。 お前まさかこのガキに惚れたのか?」
電話に出たのは葉瑠ではなかった。ナギには電話越しであってもその電話の主が誰かはっきり分かった。
この声はレオや勇、そしてナギ自身を窮地に追い込んだあの忌々しいゼルであると。
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