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「だ、だからっ…」
ゆうにぃの顔が真っ赤に染まる。
「おっ、俺の…お嫁さんになってくれませんか…」
「…ッふ」
「…えっちょっ、なんで笑ってるのっ、」
堪えきれず、口から笑い声が零れてしまう
「お嫁さんは早いって、ゆうにぃ」
あははっと笑いながら言う僕に、ゆうにぃも真っ赤な顔で笑いかけてくれる
「でも、、、僕も…同じ気持ちかも、しれない。」
きゅっとシーツを握りしめて、僕はそう口から言葉を零す
ゆうにぃが嬉しそうに、僕に近付く。
そんなゆうにぃをそっと手で押して、服の裾を少し掴む。
「でも、僕はまだゆうにぃの…お相手としての、自信が無い、から…」
「それでも、俺は夏がいいんだ。」
力強く、それでいて優しい声でそう言われ、涙がこぼれそうになる。
「今までの辛い過去なんて、楽しい思い出で上書きすればいい、夏に、苦しい思いをさせたくないんだ…」
「ゆう、にぃ」
その言葉に、今までの心に棲みついていた辛いものが居なくなったような、そんな気持ちになった。
「それ、じゃ…」
裾を握っていた手を離して、ゆうにぃに勢い良く飛びつく。
「うぁっ」
僕を受け止めたゆうにぃを、抱きしめながら言う。
「僕を、お嫁さんにしてくれませんか…」
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