アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
31
-
「じゃ、俺はこれで」
「はい、ありがとうございました」
あの後、帰るということで玄関まで雅志さんを見送った。
笑いながら手を振ると、向こうも振り返してくれた。
嬉しいような、恥ずかしいような気持ちで手を振り、雅志さんが見えなくなった後、家に戻った。
(そういや、あの人との件も考えないとな)
ふと思い出し、携帯を手に取る。
会話アプリを開くと、【風真 康太】と書いてある個人チャットを押す。
康太と、再来週に遊びに行く予定を立てておかないと、と思いキーボードで文字を打つ。
【康太、再来週何して遊ぶの?】
ポンッと軽い音と共に送られたメッセージに、暫くすると既読が着いた。
【実は水族館のチケットを知り合いに貰ったんだ、よかったら2人で行かね?】
【ほんと?行きたい!】
【じゃ、再来週の土曜日、○×駅で…】
当日の予定を色々決めたあと、会話が終わり、ふっと息を吐いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
32 / 36