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嫉妬
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「煉帰ろー?」
今日は俺が早く終わったから
俺が煉を迎えに来た
「あ、ごめん、今日は無理
先に帰ってて」
え…?
「なんで?」
「用事があるから」
今までこんなことは無かった。
煉と一緒に帰らないなんて
煉が俺に、用事があるからと断るなんて
煉が…この1週間ずっとベタベタしてきたくせに
ニコりともせずに俺に背を向けるなんて
俺、何かしちゃった?
もしかして好きだって言ってくれたのに
俺が返事をしなかったから
愛想つかされた?
嫌われちゃったのかな?
「煉、行くぞ?」
俺は、煉を呼ぶ誰かの声で
ハッとした。
「あぁ、悠介。ごめん」
ユウスケ?だれ?
そいつとの用事があるから
俺と帰れねーの?
なんだよ。
「ごめんね、健。
気をつけて帰ってね」
「おぉ。」
俺は、教室を出ていく2人を
黙って見ていた
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