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「真田、神谷、知り合いか?」
「あ、はい……」
目の前に
梨華が現れたという衝撃のあまり
答えられずにいると
咲夜が代わりに返事をしてくれた
「そうか、じゃあ神谷の後ろの席でいいな、
真田も隣だし、
知り合いの近くの方がいいだろう」
「はーいっ」
明るい返事を担任に返し、
こちらに歩いてくる梨華。
「咲夜、久しぶりだねっ」
「おう。」
咲夜は梨華のことを嫌っている。
だからいつもはふざけてるコイツでも
梨華相手には冷たい態度を取る。
まぁ、あんな事があったし
当然といえば当然の事なのだが…
「…相変わらずだね、咲夜は。
健、久しぶり……」
「おぅ……久しぶり。」
よく普通にしてられるよな…
俺らにあんなことしておいて…
今でこそ仲の良い咲夜と煉と俺だが
一度だけ、大喧嘩をしてしまい、
修復不可能であろうと思われる
状況になったことがある。
コイツ……梨華のせいで。
…………
俺はまたコイツのせいで
あんな事になるなんて……
この時は……思ってなかった。
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