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「煉くんっ」
教室の前で煉とわかれようとしていると
中から梨華が煉を呼んだ。
煉は一瞬、ビクッと肩を震わせたけれど
笑顔を作ると
「久しぶりだね」
と、梨華に笑いかけた。
「煉くん…私、ずっと謝りたかったの
煉くんにあんなことしちゃって
ずっと後悔してた。
もぅ…あんなことは、
絶対にしないから…」
そして、梨華が煉の耳元で
ボソッとなにかを囁くと
煉は俺を不安そうな目でみつめた後、
じゃあね、と自分の教室に
帰っていった。
何を言われたんだ……?
梨華は、煉の背中を見つめ、
怪しげに微笑んだあと、
俺をチラッとみて、教室に入っていった。
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