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「ただいまー…」
はぁ…
また1人で帰ってきたわ…
朝以降、ずっと煉を避け続け
咲夜にもなにがあった、
と心配されたけど何もないで通した。
咲夜は人の気持を考えてやれる奴だから
それ以上は何も聞いてこなかった。
このまま避け続けるわけにもいかねぇ…
「どーすりゃいいのかなー…」
「どーしたいのかなー??」
「ぅわっ?!兄貴!!いたのかよ…」
ソファに座り込んで考えていると
頭に兄貴が自分の頭を乗せてきた。
「おかえりーって言ったのに
気づかなかったのは健だよー??」
ニコニコと屈託の無い笑顔で
受け答えをする兄貴。
なんか、兄貴といると
余計なこと考えなくてすむな…
でも…
やっぱり考えずにはいられない…
はぁ…
「んで、何をお悩みですか?
俺の可愛い弟くんは。」
なんでまたこの兄貴は…
どこまで分かってんのかな。
すげぇ…てか、むしろ怖い。
「実は…さ……」
それから、昨日見てしまったこと、
それについて何気なく催促したら
嘘をつかれたことを
兄貴に話した。
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