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「俺、兄貴の気持ちには応えらんねぇや。
俺、煉が好きなんだよ。
辛くても苦しくても、
たくさん悲しい思いしたとしても
それは変わらない。
簡単に揺らぐもんじゃねぇんだ...
兄貴に対する気持ちも一緒。
家族で、兄貴の...
優が好き。
男の優は、好きにはなれない。
それに、煉が好きなのに
優とはそういう関係になれねぇよ...
本当の兄貴じゃなくても、
優は俺の兄貴だ。大切な、家族なんだよ。」
優。
はじめて兄貴をそう呼んだ。
「そっか...ありがと、健。
あーぁ、弱ってたから
ちょっとは望みがあると思ったのになぁ...
ありがと、名前で呼んでくれて。
なにげ初めてだしw
なんか、キュンとしちゃったw」
キュンて...しちゃったて...w
ありがとう、兄貴。
俺を想ってくれて。
兄貴で居てくれて。
ありがとう。
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