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*06
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翌日.........
俺は悠介に文句を言うべく
教室まで出向いてやった。
が、まだ来ていないらしい。
「あ、真田じゃん。
なに?珍しくない?俺の教室来るとか。」
「あ、悠介。
お前の弟のことなんだけどさぁ~」
「あぁ......やらかしちゃったみたいだなw
お前らにはマジ悪いことしたと思う。
ごめんな......」
「いや、別にそこまで怒ってねーし、
んな気にしなくていんだけど...」
「今度から、ちゃんと気を配るから。
本当、今回は悪かったな...
代わりに謝るよ。」
「あ、お、おう...」
悠介は、笑っていたのに、
俺には笑っていないように見えた。
悲しそうな、少しひきつった笑顔。
気の所為......だろうか......
うん、気の所為だろ...
放課後.........
「あ!!」
「え?」
帰り際、煉と校門に向かって歩いていると、
煉が急に叫んだ。
そして、指をさすほうを見ると...
「あ。」
悠介と全く同じ顔をした
違う制服の男子。
あいつか...
会ったら絶対に一発は殴ろうと思ってたのに
ふと、悠介のあの顔が頭をよぎって、
俺の衝動的な行動を止めた。
あれは、やっぱり気の所為なんかじゃ無いんじゃ...
それに、コイツが見せたかった人って...
いやいや、そんなわけねぇだろ。
そもそも俺って鈍いんじゃなかったっけw
そんなわけ......な.........
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