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「まだ時間あるねー」
久しぶりに映画でも見るかってことで
煉が見たいと言っていた
アクションものを見に来た。
が、上映までは少し時間がある。
「その辺の店にでも入るか」
「うん!」
ちょっと腹も減ったので
近くのカフェに入ることにした。
………………
「なぁ。まだ決まんねぇの?」
さっきから煉はメニューとにらめっこ。
それも約30分間も。
「だって!どれも美味しそうなんだよ!
こっちのいちごのパフェも気になるし
でも黒蜜と抹茶のも食べたいし……」
「はぁ……じゃあ
どっちも頼めばいいじゃねぇか」
「えぇー?お腹壊しちゃう……」
「ブッ………!」
煉の意外な発言に思わず
飲んでいたコーヒーを吹いた。
「ちょ、健!汚い!」
「や、だってお前が
腹壊す心配してるとか思わなっ…ククッ……」
「健、笑いすぎだよ。」
煉は拗ねたように
ほっぺを膨らませてむくれた。
「はー……ごめんごめん、
そんなにどっちか決めらんねぇなら
抹茶のほう、俺が頼むから
煉はいちごの頼みな」
「いいの?!」
「あぁ、食べたいんだろ?」
まぁ、本当は甘いものより
もうちょい腹にたまるもん食べたいけど。
煉が真剣に悩むの見てたら
甘やかしたくもなるだろ。
「やった!ありがと!
健、大好きっ!!」
「ふっ…ゲンキンなやつ」
ニコニコと嬉しそうな顔の煉を
見つめながら、幸せを感じた。
ほんっと、マジで可愛いと思う。
これで俺よりでかくなけりゃ…
もっといいんだが…ww
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