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「おいしー!!」
煉はいちごのパフェを、
口いっぱいに詰め込んで満足そうに言った。
「ほら、煉、クリームついてる」
ほっぺについていたクリームをすくってやると
煉は頬を赤く染めてありがとう、と俺に微笑みかけた。
「そんな急いで食べなくても
誰もとったりしねぇよww」
「らって、おいひいんらもん。」
「食うか喋るかどっちかにしろよw」
結局俺が頼んだ黒蜜と抹茶のパフェも
半分以上、煉が食べた。
腹壊す心配してたんじゃなかったのか…
「そろそろ時間だな、出るか。」
「うん!」
上映時間が近づいてきたので
俺らは店を出ることにした。
俺は、どのタイミングで
例の話を切り出すか迷っていた。
言いにくいけど…
いずれは言わなくてはならないこと。
この映画が終わったら言おう。
そう心に決めた。
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