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「あら、健くん久しぶりねぇ」
おばさんは俺を見て微笑んだ。
「ご無沙汰してます」
「ちょうどよかった
さっきね、デパートで物産展やってて、
ケーキ買ってきたのよ〜
食べていかない?」
「あ、じゃあ、いただきます。」
「用意するからゆっくりしててちょうだいね」
「はい…」
やばい。
今、俺は普通に話せていただろうか。
何かおかしな所はなかっただろうか。
あやしまれたり…してないよな……
俺は不安になって煉の方を見ると
気にしすぎ、とでも言うように
ニコッと笑ってそっと手を握ってくれた。
煉も不安なはずなのに
こういう時には俺を支えてくれる。
安心させてくれる。
だから俺は覚悟を決めることができるんだ。
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