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……………
「いただきます」
「はい、召し上がれ」
おばさんは何故だか、
とてもニコニコしながら
ケーキを食べる俺たちを見ていた。
「おばさん、
そんなに見られてたら食べにくいよw
ね、健?」
「え、あ、いや…まぁ…苦笑」
「あら、ごめんなさいね、
健くんがうちに来るなんて
久しぶりで嬉しいんだもの~」
俺が煉の家に来るより
煉がうちに来る方が多かったから
俺はもともと煉の家に
顔を出すことが少なかった。
そのせいで俺はおばさんについてのことを
ほとんど覚えていない。
どんな人だったか
体型や髪型、性格も…
今、接している限りでは
どうして煉がこの人に会わせることを
拒んでいたのか、俺にはわからなかった。
だから、煉が
今どれくらいの不安を抱えているのか
そんなことにも俺は気づかなかった。
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