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カチャン…
俺はフォークを置いて一息つくと
思い切って本題を切り出した。
「あの…
俺、大学は留学しようと考えてます。」
「……………あ…
あら……そうなの…?
じゃあ、煉くんとは離れてしまうのね…」
おばさんは突然のことに驚いたのか
少しの沈黙のあと、静かに言った。
「いえ、煉と離れる気はありません。」
「え…?」
「俺ら、付き合ってるんです。
煉も向こうに連れていきたいと思ってます」
「な……にを…言っているの……?
付き合ってるって、どういうこと?
煉くん?冗談よね…?」
おばさんは困惑しながら
すがるように煉に尋ねた。
その時…
「ただいまー
おや、健くんじゃないか。
来ていたのかい」
煉のおじさんが帰ってきた。
「…なんだか……重たい空気かな?」
「健くんと、大事な話をしていたの。
でも、もう終わったか…」
「おじさんにも、聞いて欲しい話です。」
俺はおばさんの言葉を遮っておじさんに目を向けると
おじさんは静かにおばさんの横の椅子に座った。
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