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ころんside
まただ…
もう何度目だろう
あの夏
セミの声がうるさくて
なぜか
もう帰ってくるわけがない君がいる
目の前で君がカバンに付けていた僕とお揃いのキーホルダーがバラバラにちぎれていった
男のくせに白く綺麗な肌をしていた君をきっと僕は忘れられない
全てが狂い始めたのは9月1日のことだった
僕達のクラスにはイジメがあった
でもそんなこと僕はどうでも良かった
どうでも良かったのに
こ「るぅちゃん今日一緒に帰らない?」
る「ごめんなさいころちゃん!今日莉犬と遊ぶ予定で、、」
こ「…そっか!じゃあまた今度一緒に帰ろ!」
る「はい!じゃあ僕莉犬待たせてるんで先に帰りますね」
お互いにバイバイをして仕方なく僕は1人でゆっくり帰ることにした
こ「また莉犬くんなんだね、、、」
どうやったら僕を見てくれるのかな
そうそして思いついたのがこれだった
るぅとくんにバレたらもう二度と元の関係には戻れないけど
今の僕にはこれ以外考えられなかった
誰よりも早く教室へ行き誰も居ないのを確認して
るぅとくんの机の上に1本だけ花が入っている花瓶を置いた
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