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ーーガラガラーー
来てしまった
保健室に
「先生ー。
怪我人です。」
ーーシーンーー
後ろの人が入ってすぐそう言っても、返事は帰ってこない。
「いねーの?」
良かったー
「じゃ、先生いないみたいなんで、俺帰りますね。」
降りようとしても、下ろしてもらえず、
「ちょっと待て、俺がやってやる」
そう言って近くのベットに降ろされた。
「いや、ほんとにおしりが痛くて立てなかっただけなんで
大丈夫ですよ。」
大半は母さんのだけど、わざわざ言ってもしょうがないし、俺は尻もちついたことにした。
「そうか、手のひらだけ出せ。
擦りむいてる」
そう言われて、手のひらを見ると確かにちょっと擦りむいていた。
そして、
消毒液と、絆創膏を持ってきた後ろの人に手当されてます。
「お前さっき時間が無いって言ってたよな?
なんか急用か?」
「えっ、あ、バイトです」
急に話しかけられて驚いた。
「バイト?」
「.......はい.......。
俺、庶民なんで。」
なんでわざわざこんな事言わなきゃいけないんだ。
「お前よくこの学校に入れたな」
まあ、確かに
「奨学金で入ってるんで·····」
「ふーん。
ちょっと腕捲って貰えるか?
液が垂れるかもしんねー」
「あっ、はい……」
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