アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ガアラ
-
戦争が終わり数ヶ月経つが、戦争被害の復旧支援、通常任務の遂行、他里との会議など、各国多忙を極めていた。
この砂の国も同様に。
風影の部屋に、金髪の青年が。
世界の救世主ナルトである。
木の葉と砂で会議があるということでついてきたのだ。
そして今、会議が終わるガアラを待っているところだった。
「ナルト」
「ガアラ!…待ってたってばよ!って、まさかこれからまた別の会議じゃないよな?」
「あぁ、今日はもう終わりだ。その他の仕事もあるのだが、今日はお前がきているし外した。カンクロウからも、前々から少し休めと言われていたからな。」
「そっか、ワリィな。風影って忙しいのにな…。」
「どこの国も同じだ。火影もそうだろう」
「まぁな」
椅子に向かい合って座り、お互い改めて顔を合わせる。
「ナルト…その後、腕の調子はどうだ?」
「ああ、大丈夫。医療忍術で使えるようになるらしい。このままでもいいっていったんだけどなぁ、みんながそう言うから。」
ハハハとナルトは笑う。
その相変わらず朗らかな様子にガアラは安心する。激務の中、忘れていた温かい感情を思い出す。
「…いずれ火影になった時に、なにかと必要だろうからな。」
「え…あぁ、まぁな。いつになることやらだけどな!カカシ先生もいるし~」
「そうだな。しかしナルト…、もう夢ではないぞ。俺は楽しみにしている、その時を」
ナルトはドキっとする。
「そ、そうか?じゃぁ頑張んねーっとな!」
ナルトは少し照れて頭を掻きながら、ニカッと笑ってみせた。
日が暮れ、夕食も二人だけでとれるよう配慮してくれたらしい。おそらくカンクロウが手配したのだろう。
話に来たのかと思えば、「今日くらい、ゆっくりしろじゃん」と言って、去っていった。
ガアラもナルトも彼の優しさに感謝した。
二人分の食事をガアラの部屋に運んでもらい、砂の特産品を食しながら話をする。
友人として楽しい時間を過ごしていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
3 / 11