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ナルト
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シャワー浴びながら隅々を洗う。
頭がクリアになっていくほど、血が上っていく。
ガアラとしてしまったこと。
ガアラからの告白。
ナルト自身が、嫌と思わなかったこと。
思い起こすと、彼が同じ人柱力で、自分と同じ苦しみを抱えていたと知った時から、ガアラに対する何かが他の人とは違った。
彼の命が危ないとき、助けることしか頭になかった。『俺が』必ず助けたいと思った。
チヨ婆さんに助けられたガアラ、砂の国民達に迎えられているガアラを見たとき、心底嬉しかった。
そしてガアラも、大戦では俺やビーのおっちゃんを守るため、俺を友と呼び、守り抜くと宣言していたと聞いた。
五影としての立場もあるだろうが、あの雪の日も。俺を案じてくれていた。
俺がガアラのために駆けたように、ガアラも俺のために……。
同じ境遇からくる意識をしていたのは違いない。
でも。
ガアラは違うという。
俺は?さくらちゃんが好きだったけど……今は色々変わった。
じゃぁ誰が……っていうやつもいない。
女の子から声はなんだかかけられるが、何も思わない。むしろ人と話すほど、カグヤの陰謀を阻止できて良かったと、里帰りを守れて良かったと思うばかりで。
今回もガアラに会えると思って便乗させてもらったけど。実は、ガアラから俺の身を心配する内容の手紙が何度か届いていたから。俺も、会いたくなって……。
サスケとじゃ、いくらキスだけでも嫌だ。
アカデミー入った時の過ちのキスを思い出しちまった……うぇ。
うん、あいつは親友だ。親友でいてくれ。
そう考えると不思議だ。ガアラとは‥
ドキドキして、気持ちよくて、ガアラからの告白は驚いたけど、胸があたたかくて。
信じないと友達じゃねぇよな。ガアラに失礼だ。
全てを受け入れたワケじゃない。けど、あいつの気持ちは、受け取った。
「はぁー……未来は誰にもわからない、か。」
ガシガシ頭をかきながら、体を清めることにした。
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