アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
30
-
ええ?!
財津は目を疑った。
山下さんから返ってきたメッセージは、
『財津さん、留学させるおつもりですか?』
だったからだ。
ち、地球儀で留学?!
待て、これはもしや、エドワードさんの事じゃないのか?!
あのキラキラの金髪は、大吾のお気に入りだった。
慌てて光太郎に電話をした。
「光太郎!大吾が居なくなった!」
『知ってる!母さんから連絡あったから、いま家に向かってるところ!』
息をすぅっと吸い込んだ。
「エドワードさんの連絡先、わかるか?!」
『エドワード?・・・え、晋作くんの?』
「そうだ。」
光太郎が立ち止まったのが分かった。
『えっと、晋作くんか、お兄ちゃんなら分かると思う。』
お兄ちゃん?!
財津はよろけた。
また、お兄ちゃんというキーワードが出てきたのだ。
「そ、そのお兄ちゃんって誰だ?!」
『杉 小夜さん。風見さんの彼氏だよ。』
か、風見!!
脳裏に『ポッポー!ポッポ、ポッポー!!』が浮かんだ。
「あ、あいつか?ポッポー!の人か?!」
『うん、そう。』
足がもつれそうになった。
幸いにも、風見さんの携帯番号は知っている。
しかも、着信が入っていたということは、何か知っているのかもしれない。
「連絡してみる!!」
ブチリと電話を切った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
30 / 343