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その歪みはなんでしょう
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「ん…?」
目を開けると天井の明かりが眩しかったため、目を萎ませた。どうやら眠っていたらしい。
「あ、悠ちゃん起きちゃった?」
周りを見るとそこは翔吾の部屋だった。起き上がろうとすると、手がベッドに固定されていることに気がついた。起き上がれると思って手をあげようとしたのでその強さで自分の手が痛んだ。
「!?」
何が起きているか分からない俺は、寝ぼけているのかと思ったが、明らかに手はベッドの柵に縛り付けてあった。
「おい、翔吾、なんだこれ、解け」
翔吾は、ベッドに固定された俺の手を見てから、俺の不機嫌そうな顔を見て微笑んだ。
「それは無理」
当たり前に解いて貰えるものだと思っていたので俺は更に不機嫌になった。
「なんだよそれ、早く解け。ふざけるな」
不機嫌な俺なんか気にする様子もなく、翔吾は機嫌が良さそうだった。
「だから無理だって、これから俺たちセックスするんだよ」
翔吾の言葉が上手く入ってこなかった。は?セックス?男同士で?こいつは何を言っているんだ?俺の怪訝そうな顔を見て、翔吾は平静に話し始めた。
「毎週金曜の夜の記憶、ないでしょ?」
言われてみれば、無い。おかしいとは思っていたけど気にすることではないと思っていた。それが、何かあったのか?少し、嫌な予感がする。
「それ、俺が睡眠薬入れたジュース飲ませてたからなんだよね。それでほら、毎週こうして拘束して、悠ちゃんが寝てる間に悠ちゃんとセックスしてた。」
そう言って片手に親指と人差し指で輪っかを作って、もう片方の手の人差し指をその輪っかの中に通す仕草をした。
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