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歓喜する身体と怯える心
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「ぁ、イく…で、る……」
ごりごりと腹の奥底に擦りつけられるペニスが、びくびくと拍動する。
「ゃ、待っ…」
ふと、避妊薬を飲んでいないコトを思い出した。
びしゃりと熱い飛沫が僕の中で弾ける。
最後まで出し切ろうとするように、駒野は腰を押しつける。
「や…、だ、……抜ぃっ…」
中に出された精液に、身体は歓喜し、心は怯えた。
子供が……っ。
駒野の子供を宿したい、とは思っていない。
…翠之に抱かれていたときも、そうだった。
心では好きだと感じていたのに、子供を宿したいとは考えられなかった。
だから僕は、隠れて避妊薬を飲み続けていた。
びゅくびゅくと残滓すら出し尽くそうと奥で蠢くペニスに、僕の顔が、青く染まっていく。
「ゃ、……いやっ…っ…孕、むっ」
焦り拒む僕に、駒野は、少しだけ引き抜いたペニスを再び奥へと突き立てた。
「ぁあっ」
「はっ…、はぁ、……だいじょぶ」
嫌だと首を振るう僕の頬を駒野の手が柔らかく撫でていく。
「オレの子種、死んでっから」
僕の中にペニスを埋めたままに、ポケットを探った駒野は、前に飲んでいたPTPのシートを取り出し、振って見せる。
「……だから、もっかい」
薬を脇に放った駒野は、はぁっと大きく息を吐く。
駒野の腰が蠢き、再び僕の中を擦り始めた。
射精したはずのペニスは、硬く勃ち上がったままで、萎える素振りすらない。
中に出された精液が滑りを加速さる。
更に奥まで挿り込もうと、駒野は身体を密着させる。
中に出された精液が掻き混ぜ、泡立てられ、抜かれる度に掻き出され、溢れた。
ぐちゅぐちゅと鳴る淫靡な音が耳を犯す。
「は、……ぅ、あ………」
腹の底で、熱がうねる。
駒野の腹に擦れる僕のペニスが、涎を垂らす。
「今度は一緒に、イこ?」
駒野の手が、僕の濡れたペニスをやんわりと包み込んできた。
裏筋をなぞるように、親指を蠢かされ、身体が跳ねる。
「はっ……気持ちぃ、締まるっ」
自慰をするように、僕のペニスを扱く駒野は、背を反らせ快感を逃がす。
内壁が甘えるように、駒野のペニスに絡みつく。
僕の顔は、既に赤さを取り戻し、快楽に蕩けていた。
僕が煽った駒野の性欲は、1度射精したぐらいで落ち着くような、生易しいものじゃなかった。
何度も奥へと放たれる精液に、身体は歓喜し、数えきれないほど達し、意識を失うほどに抱き潰された。
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