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ペアリング。【1】
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「……!!」
「……!…………、……!!」
「だから!!俺は悪くないって言ってるよな!?」
「でも全部が全部悪くない訳ないじゃないですか!!
黒尾さんなんて……!大っ嫌いです!!」
「っ、……あっそうかよ。………ちょっと頭冷やしてくるわ。」
「あっそうですか。」
“バタンッ”
今日僕は久々に黒尾さんと喧嘩をした。
……でもさすがに言いすぎた、かな……??
大っ嫌いとか……言っちゃったしね……。
(黒尾さんか帰ってきたら謝って 一緒ケーキ食べよ……)
どうせ黒尾さんだ。すぐ帰ってくるだろう。
そう思っていた。でも。
黒尾さんは帰って来なかった。
(……さすがに帰って来ないって……ほんとに怒っちゃったのかな……。僕から電話したほうがいいんじゃ……)
そんなことを考えていた時。僕の携帯に電話がかかってきた。
(もしかして黒尾さん!?)
そう思って電話に出たがかけてきたのは赤葦さんだった。
『も、もしもし 月島!?』
「あ、はい月島です。どうしたんですか?」
赤葦さんの声はものすごく焦っているようで、そして震えていた。
『えっ、あ、月島知らないの……!?』
「え、何がですか??」
『そっか……月島……。落ち着いて聞いてね……。』
「……は、い。」
(この先は聞いちゃダメだ)って僕の本能が言っていた。
凄く嫌な予感がするから。
『……あのね、月島。
黒尾さんが、死んだ。』
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