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次の日、目が覚めると体が重たく、起き上がれなかった。喉が乾いていて隣で寝ている和樹さんを起こそうにも声が上手くでない。
(体が暑い…でも寒気がする…)
息が苦しくて、浅い呼吸を繰り返していると和樹さんが起きた。
「!?」
あからさまに驚いていた。直ぐに起き上がり、水とタオルを持ってきて帰ってきた。
「くっそ……なんで熱が…」
(熱?)
水で濡らしたタオルを額に乗せられ、ヒヤッとした。冷たくて気持ちいい。
「水、飲める?」
何も反応できないでいると急に和樹さんが水を口に含みだした。
「口開けて」
言われた通りにすると口づけされ、水が少しずつで流された。
少し息が苦しかったが水が飲めたことによって喉が多少楽になった。
「なん…か、体苦し…い」
「無理に喋らないで。」
ドアに向かって和樹さんが歩きだしたので、ギュッと袖をつかんだ。
「やだ…いかない……で」
困ったような顔をすると、側にやって来た。
「寝た方が楽になれるから。寝れるまで一緒にいるよ。」
一緒にいると聞いて安心したのか途端に睡魔が襲ってきた。
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