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「怖い…夢を見たんです。」
「ん?」
いきなり話し出す自分を和樹さんが聞き返した。
「暗くて狭い。手足が動かなくて、叫んでも暴れても誰も来なくて。夢だって分かってたけどもし覚めなかったら…って思ったら凄く怖くて。」
気づけば泣いていた。
「なんだか現実味があって、前にこんなことがあったようなきがするんです。」
「祐……ごめんね。側にいることしかできなくて。」
そういってソファーに腰をかけ、俺を膝の上に乗せた。
和樹さんと向き合うように座り、暫く抱き締めながら背中をさすってくれた。
(凄く落ち着く…あれ?なんか固いものが…)
「か、和樹さ…ん?」
「ご、ごめん…泣いてるときにこんな…トイレ行ってくるね」
そういってソファーにそっと自分をおろした。
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