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84※《和樹視点》
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「前もはずすよ」
紐をほどくと、白い液体が止めどなく溢れた。
その間も祐はびくびくとしながらもたれ掛かっていた。
荒く息をしている祐をよしよしと背中や頭を撫でる。
「……あと少し頑張れる?」
なぜならまだイけていなのだ。
「………」
返答に困っているのが見てとれる。
流石に無理か…と祐を抱き抱えてお風呂場へ向かおうとすると
「口でも……いい…ですか…?」
まさかそう来るとは思わず、祐を更にキツく抱き締めてしまった。
「いいの…?」
耳元で囁くように問うと、躊躇いながらこくりと頷いた。
「無理だけはしないでね」
そういって手を離す。
すると祐は頭を低く下げ、俺のモノを咥えた。
(前から思ってたけど結構上手いんだよな……)
上目遣いで様子を見てくる祐にムラムラとしながら大人しくしゃぶられる。
「ッ……祐っ、もうでるから…」
タイミングをみかねたように強めに吸われた。
耐えられず祐の口の中に出す。
「あ…ごめん…吐き出せる?」
ティッシュを口元に背中をさする。
「んぅ………えぁ……」
だらぁ~…と口から白い精液をティッシュに出す祐がわざとではなく、天然でやっている事に頭を抱えたくなる。
「お風呂場行こっか」
大人しく頷き、両手を上げて抱っこをねだる。
「うぅ……可愛い…」
抱き抱えて、初めて気づいた。
(……少し…震えてる?)
「祐…?大丈夫?」
頷いてはいるが、俺の胸に顔を埋めていて表情は読めない。
とりあえずお風呂場へ着くと床に座らせ、体を暖める。
適当に洗った後湯船に浸からせ、自分も軽く洗ったあと浸かる。
「ふぅ……」
「…和樹さん…」
「ん?…………抱っこ?」
祐がこくっと頷く。
手を広げるとこっちへ向き直り、くっついてきた。
「眠い?」
「うん…………もうちょっとだけ……」
ぎゅぅーっと抱きついてきてとても可愛い。
「祐」
名前を呼ぶと、トロンとした顔を上げた。
そのまま顎を掴んでキスをする。
「俺…捨てられる?」
「え?」
突然何を言い出すのか。
捨てるわけがない。
「捨てないよ?なんでそんなこと言うの?」
「だって長の人が、和樹さんは女を食い荒らしてるんだって言ってた」
「それは……」
確かに俺は数年前まで女を片っ端から誘っては捨ててを繰り返していた。
「ずっと前の事だよ。祐以外考えられないし、祐しか好きにならない」
「だって俺背中醜いし…身長も低いしガリガリだし………体力もないから和樹さんを満足させられない」
そんなことを考えていたのかと呆れる。
「俺は祐が居るだけで幸せなんだよ」
「………ほんと?」
「もちろん。俺は絶対に祐を捨てないし、浮気なんてしようものなら俺のだって印付けて監禁するから」
「……今監禁してくれてもいいのに」
そんなに不安なのだろうか。
安心させるように抱き締める。
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