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後ろを向くと和樹さんが立っていた。
「ど、どうしたんですか?」
「嘘、ついたんだ」
どうやら付かれていたようだ。
「浮気?俺、浮気は絶対許さないって行ったよね。今日明らかに髪型も服装も気合い入ってたからおかしいと思ったんだよ」
「ち、ちがっ!」
「何が違うわけ?」
そういって腕を強引につかんで家に入る。
「い、いたぃ…」
「なんで浮気したか聞いてるんだけど」
「う、浮気じゃなくて…ただ食事しただけでっ…」
「じゃあ嘘つく必要なかったよね?」
冷たく見下ろす目が怖い。
言葉一つ一つにトゲがあるような気がする。
「………」
何も言い返せず、靴を脱がされると乱暴に両腕を後ろで捕まれ、半場引きずられるように使用人の地下の出入口とは違った入り口に入った。
「な、なにっ、」
「監禁」
「や、ごめんなさいっ!」
「今更謝っても意味ないから」
暴れるが和樹さんの力には叶わず、ただ自分がよろけるだけだった。
重そうな鉄扉の前につくと、鍵を開けて中にほおりこまれた。
どこからか首輪を持ってきて、首につけられる。
鎖をベットの柱に付け、服を全て破るように脱がせると、両足足枷を付け、部屋の床隅にあるフックにかけた。
思わず暴れると冷たい声がかかる。
「なに?手も縛られたいの?」
「ぃや……ごめんなさいっ、ひっく」
願いも虚しく、両腕にも手錠が付けられる。
「これで逃げられないでしょ。食事は1日三食。ドアの下にある小さいドアから置いてくから。トイレは我慢するかそこで漏らせば?」
今まで聞いたことないほど冷徹な声に恐怖を覚えた。
「ごめんなさっい!お願い、置いてかないで!」
声は届かず、ドアが閉まり鍵がかけられる音に書き消された。
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