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『仏様のような』
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「で?
ナニがどうしたからって帰ってきたって?」
何しているのかわからない?
こそーり帰ってきて玄関のドアを開けたら目の前に
綺麗な仏のようなお顔の
お迎えがあったんです。
超微笑んでた。
………超。
んで着替えさせられて正座してんだよちくしょう。
………
式に至っては
今の今まで一言も発してないから、言葉。
「えっと、」
「雨はいい。どうせ式に抵抗むなしく吸血された挙げ句掘られたんだろう。」
・・・モロばれ?
「ええなぁ俺もなんだか喉渇いてきたわ。」
「あれ?大学ねぇの?白葉。」
何故かふろあがりで
ほくほくしてる白葉が濡れた白髪をタオルでがしがししながらソファーに座った。
「今日はええねん。」
え何が?
って思ったけどこの人につっかかるのは面倒なのでやめることにする。
そして俺の隣で明らかに
いや~に不機嫌になった
式は
白葉とは仲が悪いのでございます。
「さて、俺の話を聞かない二人にはどんな手伝いをさせようかな。」
目の前の仏様を忘れてました。
その笑顔、怖いです。
結局
いりもしない米袋二袋、庭の肥料などなど
とんでもない量の買い物に行かされたのは
このあとのことでした。
緋色さんの目から
誰が月謝払って学校行かせてるんだこのやろうオーラがぱなかったです。
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「つぅか本間喉渇いた。
俺もレイの飲みたいんやけど。」
「今日は駄目だよ。」
「なんで?俺はあれと違うて
量はわきまえてんで?」
「俺も喉が渇いてるからね。お前は後にしてくれるかな。」
(それって拒否権ないやんけ。)
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