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素直になれない(kyrt)
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レトルトside▽
一緒に実況を撮ろうと誘われて
キヨ君の家に向かっている
少し足取りは重い…
会うたび複雑な感情が押し寄せてくる
伝える事が出来ない気持ちを抱えていつまで過ごせば良いのだろう
初めは苦手な人だと思っていた
でも、彼を知るたびにどんどん惹かれていく
自分は男だし…もちろん彼も男だ
行き場のないこの気持ちをどうすれば良いのか分からない
いつの間にか家の前に着いてしまった
関係を壊す事は出来ない…
知られちゃいけないんだこの感情は…
意を決してインターホンを押す
ガチャッと開いた扉の先にキヨ君がいる
彼の家なのだから当然だが…
「レトさん、はよー」
「おはよ」
ギリギリまで寝ていたのか少し寝癖のついた髪で出迎えられた
「もぉー…ギリギリまで寝てたの!?」
「へへへ」
独特な低い笑い声で笑った
俺にはもうこの声を聞くだけで心臓が痛い
寝癖も愛しくて仕方ない
「レトさんそっちの部屋で座ってて」
部屋に入り少し待っていると
キヨ君が飲み物を持って来て隣に座った
「キヨ君今日これするんでしょ?」
「そーだよ、絶対面白いと思うんだよね」
目をキラキラさせて少年のように笑う
整ったキレイな顔でそんな風に笑うのは卑怯だ
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