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《那月》
寝返りを打った時の痛みで、目が覚めた。
もう、朝なんだ?
見知らぬベッドでいつもと違う天井に、ドキドキした。
昨日あった事は、本当なんだろうか?
確かにここは守谷さんの家だし、守谷さんの服着てるし、晴さんも居たのは確か。
でもそれからの事は、夢落ちだったって言われたほうが納得する!
そろりと、起きた。
痛いけどこの間に比べると大丈夫、なんとか動ける。
寝坊してしまった。
時計を見たら9時だ。
守谷さんは仕事に行ってる時間。
僕が帰るにしても、鍵閉めないといけないし……悪い事してしまった。
帰って来てから謝らないと。
「なんだ?
起きたのか?
早いな。
痛みはどうだ?」
ガチャリとドアが開いて、守谷さんが入って来た!!
なんで?
なんで居るの?!
いや、守谷さんの家だから居たとしても不思議はないけど、こんな時間でどうして?!
「なんだ?アワアワして…変な奴だな?」
「あの…守谷さん…仕事は?」
「ああ、休んだ。
起きてて大丈夫か?」
休んだ??
「あ!どっか行く所あるんですね?!
じゃあ、僕はこれで」
せっかくのお休みなのに、僕が居たら申し訳ない。
「あのな、那月。」
守谷さんは呆れたようだ?
なんで?
とりあえず立ち上がろう。
「おい?那月?」
あれ……??
目の前が……暗くなる?
「おっ…と!!
危ないな!!」
徐々に明るくなって……え?
なんで守谷さんに受け止めてられてるんだ?!
「言わんこっちゃない!
元々ヒョロいのに、あんなに血を流したらどうなるか!!
貧血だ!大人しくしてろ!」
う……はい。
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