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ポジティブという名のネガティブ3
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「お邪魔しま〜す!腹減ったぁ!」
コンビニへ寄り、夕飯やアイスを買って俺の家へ帰宅する。
兼近は俺の家へ入るなり、コンビニの袋から買ってきた物を出している。
「りんたろーさん、冷凍庫使っていいですか?」
そんなの勝手に使えばいいのに律儀なやつ。
そんな兼近に対してちょっとした悪戯心が湧き、兼近を後ろから抱きしめて耳元で聞いてみる。
「ねぇ、俺がダメって言ったらそのアイスどうすんの?」
俺は自分で言うのもなんだけど、顔はいい方ではないと自覚がある。
でも声は結構評判良いのよ。
「っ…ど、どうって、そんなの今すぐ食べればいいだけだし」
兼近は一瞬肩をすくめて身を捩るが、俺の方を見ることもなく早口で答える。
可愛い。
耳まで赤くなってるし。
え、俺の恋人可愛すぎじゃない?
なんなのマジで。
「冗談、冷凍庫でも冷蔵庫でも好きに使えって」
このままでは夕飯を食べる前に押し倒してしまうと思い、名残惜しくも体を離してソファーへ行く。
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