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ポジティブという名のネガティブ4
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あっぶねぇ!!
危うく落ちるところだった。
いや、もう落ちてるんだけど。
惚れてるんだけど。
あぁクソ、恋愛経験豊富だからって余裕かよ。
ただのチャラ男のくせに。
こちとらネオチャラだぞ。
なぁにが『ねぇ、俺がダメって言ったらそのアイスどうすんの?』だよ!
いい声しやがってムカつくなぁ!
普段イライラしたりしないのに、りんたろーさんと一緒にいるとホント調子が狂う。
「りんたろーさん、これ今から食べます?」
俺は小さく深呼吸をし、乱された心を落ち着かせてからソファーで横になっているりんたろーさんに、さっきコンビニで買った糖質ゼロのタンタン麺を見せる。
ダイエットなんてさっさと止めればいいと思う反面、これ以上太って早死にされたら困るので何も言わない。
ただでさえ俺より5コも上で、りんたろーさんの方が先に死ぬ可能性高いんだから。
「かねち今から食うんでしょ?だったら俺も一緒に食うわ」
そう言ってりんたろーさんは起き上りソファーに座ると、俺の方を見ながら隣をポンポンと叩く。
Pon Pon!!
とか言っている場合じゃない。
慣れ過ぎててマジでムカついてくる。
俺はりんたろーさんの言動にこんなドキドキしてんのにさ。
一応言っとくけど、俺は童貞ではないからな。
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